次男のコーチングセッション。
受験の不安。

志望校になかなか届かない自分。
志望校落としたら、きっと楽になる。
私立へ行ったら親がお金大変になるってのを建前に、志望校落としちゃおうかな。
そしたら、楽になるよな。今の成績で十分行けるんだし。
受かるか、受からないか、そんな思いがずっと頭の中を占領しまくり。
この思いから、解き放れたい。
こんな不安、ずっと抱えてはいられない。

これはあくまでも私の推測だけれど、
受験大前線にいる学校の主幹の先生から、
バーンと入ってきた受験生にありがちな状態。

Tコーチとは、そんな志望校についてコーチング。
私は今回も聴講。
次男がいいって言ったから、お言葉に甘えさせていただきました。

コーチング全体をパーツに分けるなら、
はじめは、次男の不安に寄り添いながら、
現状を、次男が明確にして行くパーツ。

いやぁ?面白かった。
次男が思い込んでいた現状と、客観的に出てきた現状が全然違う!
もうここでギャップがあるんだもん。
人って思い込みしやすいんだなぁ。だから、第三者のコーチの存在は大きい。

この後は、成功体験を引き出すパーツ。
コーチからのフィードバックも加わって、
次男の中で成功体験がどんどん膨らんで行くのが、
手に取るように見えた!!
声のトーンが上がって行く。

具体的な行動案を引き出すことで、
これをやれば目標に近づくのかと、
次男自身が、目標までのレールを敷き出した。
「今何を感じているの?」
絶妙のタイミングで、これが入った。
これは、コーチのマル秘クエスチョンです。

こっからがすごかった。
仮想現実、行動した自分、ビジュアライズ。
未来に向かって自分をイメージしていく。
次男は、もう一人の頑張っている自分を見ている。
そう。本当に見ているんだ!!

自分が何をし、
どんな気持ちになり、
周りとどんなコミュニケーションをとっているか。
・・・私にも彼が見ている映像が見えてくる。
映画をみているよう。

「いよいよ、試験だって時は?」
大丈夫かよ?ってバカにしていた友達が、
もう、大丈夫だよって励ましてくれている。
自分でもいけるんじゃね?って自分に言っている。
この頃には、もう一人の自分を見ているのではなく、
もう一人の自分を体感し始めている。
映画が、3Dに変わった。
・・・私も一緒に体感できた。

これまでの悲壮感からでは、考えられないような言葉が、
次男の口から、飛び出してくる。
「見事合格した自分は!!!」
志望校は落とさずに頑張れって、叱咤しかしなかった塾の先生が、やったなぁ?って言ってくれている。
周りのみんなが、おめでとうって言ってくれている。
俺のことをバカにしたやつに、ざまーみろって言っている。
何より自分に、やったぜ!って言っている。
なんかこれまでの次男の声をぜんぜん違う。
なんだろう。これって勇気?

次男が、達成感、充実感、高揚感を感じているのがわかった。
・・・だって私の方まで、この臨場感が流れてくるんだもん。
だめだ。
な、涙が。
この次男の勇気ある様子に、感動せずにはいられなかった。
これが可能性というものなんだ。

最後はしっかりこの感覚を次男が自分の身体に覚えこませ、
(アンカリング)
コーチとある約束して、終了。
完璧なコーチングだった。
ありがとうございます。Tコーチ。
コーチング、やっぱすごい・・・

次男の日頃を知っているからこそ、
たった30分でのこの変化は、衝撃的だった。
私もさらに勢力的に、クライアントさんと向かい合おう!
頑張ります。

◆よろしくお願いします。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村