2012年ご報告

2012年 ご報告
3月4日 ホシナ音楽教室 発表会レポート

 企 画 編

これまで、音楽教室時代の同僚の先生と合同で発表会を開催していました。
希望時期や会場を先生たちと話し合い、折り合いをつけてきましたが、それもだんだん難しくなってきました。
ホシナ音楽教室では、生徒さんがコンクールに出る機会が多く、そのため敢えて、
発表会はコンサートホールにこだわらなくてもいいこと。
むしろ、地元のお客さん、友達に足を運んでもらえる会場(今回の日の出イオンホール、ショピングモールの内のホールで、地元の人の人気お買い物スポット)とのいうのが生徒さん&保護者の方の希望でした。
コンサートホールがいいというほかの先生の意見、両方を尊重し、単独で開催してみよう!と、
合同発表会卒業となりました。
単独開催ということで、予算やお手伝いの手配、また長男の受験直後など、不安材料もいっぱいでしたが、
チャレンジしてみることに。

 設 営 編

発表会を開催するには、演奏以外に考えておかなければならないことがあります。
設営とでもいいましょうか。人件、舞台道具などです。
舞台道具の搬入は、毎年自家用車に押し込めて(笑)持って行きましたが、
今年は、少し多くなりそうなので保護者の方にも頼みました。
当日は、搬入、舞台セッテイング、客席セッテイング、司会、舞台係、誘導、照明(ON,OFFのみ)など、
多くの人手がいります。
搬入は、保護者の方に手伝ってもらい、
舞台セッテイング、客席セッテイングは、二人の息子にバイト(笑)してもらい、
残りの当教室では、司会、舞台係、誘導、照明(ON,OFFのみ)は高学年の生徒にやってもらうことに。
こうして、みんなで作り上げる発表会が、ホシナ音楽教室の特徴です!!

 演 奏 形 態

2012年の1月にあった連弾のコンクールから、大きく私の中で変化したものがありました。
初企画!今年は、生徒全員と連弾してみよう!
連弾を使っての生徒の表現力の引き出し方を、私は連弾のコンクールでつかみかけていました。

☆1月のカワイのコンクール☆

このコンクールで、六人を相手に私は共演者として初出場しました。
ポイントは、ペーシング、息を合わせるです!!
その結果、5人が賞をいただけ、私は手応えを感じました。
が、問題と感じたのは、私の集中力。
六人がぎりぎりでした。

果たして23人持つのか?
私自身への挑戦でもありました。
・・・でも、やってみたい!!
普段コンクールなどで成果をあげづらい生徒さんからも表現力を引き出せるか!
・・・(引き出せる!!との内なる声が・・・)
また、そうした生徒さんの姿を、保護者の方に見せたかったのです。
・・・(見せれる!!そんな自信が・・・)
そして本人も、自分の中に表現力を出す力がある!と気づいてもらいたかったのです。
自信はあったけど、本当にできるか、わからなかった・・・

 リハーサル編 しかけ!!

長男の受験も終わり、慌ただしく準備。
1週間前に教室でリハーサルを行いました。
目的は、係の生徒さん達の練習。司会や足台、ペダルのセッティング。
もちろん、演奏でのリハーサルも。
お客さん役の生徒さんには、あるお願いをしました。

☆プラス審査コメント書く☆
その際に、嘘は書かなくていいから、いいなあと思った事だけ書くというのをお願いしました。
(これは、師匠の多喜先生のアイディア!)
演奏終わると、さ~と回収。直に本人に渡しました。
みんな、どんなことが書いているか、一生懸命読んでいました。

後で、様子をお母さん方に聞いたところ、
まず、お母さんのモチベーション上がったというご意見を頂きました。
そして、生徒さんが読んで明らかに気持ちが上がってきたとも。
どうやら、効果抜群だったらしいです!!

 ホール 装 飾 編

イオンホールは、結婚式の会場のような作りです。
フラットで広い。
ピアノは白くて素敵ですが、ちょっと殺風景。
去年は、バルーンア―トの業者を入れました。
ところが、会場規約の発火物規制にひっかかっていることが判明。
今年は、NGに。でも、普通に膨らます風船ならGOOD。

鉢花を買って置くことにしました。これは後で、生徒さんへのお土産!
少し段差をつけて飾ったらどうかしら?100均でちょうどよい台を発見。
今年は、薄い水色をベースカラーに決め、
プログラムや台、不織布などをみんな水色で揃えました。
暇なときに、風船を使ったオブジェを作り始めました。
(結構、こういう手作り好きだったりする・・・)
前日までに、保護者の方にお願いし、手分けして持って行ってもらうこと。
準備の段階から、多くの方に協力していただき、そういう力を得て、発表会が開催されていくことに
ほのかな感動を味わっていました。
発表会が楽しみに なってきました。

 当 日 準 備 編

朝、8時に搬入開始。
二人の息子にバイト替わりに手伝ってもらいました。
100個の椅子を倉庫に取りに行ったり、会場に並べたり・・・
ピアノを動かし、パーテーションを設置したり。
思いっきり力仕事です。
私より背が高くなった息子たちを眺め、
いや~~
この時程強く、男の子生んでよかった。と思ったことはありませんでした(笑)

 係 編

リハーサルの頃から、いちいち、
「先生これどうするの?」
と少し考えればわかることも、来てくる子がいました。
気持ちはわかりますが、私でなくとも、演奏者本人に聞けばいいことも。

人に聞かないとわからないこと。
じゃあ、誰に聞いたら一番いいか?
また、自分で考えてもわかること。

この違いを分かってほしいと思い、
あえて、冷たく突き放しました。
自分で考えて、判断して!それでもわからなかったら、演奏者本人に聞いて!
先生は、当日はあなたたちのそばにいられないから。客席にいま~す!と。

さて、どうするかな?
と見ていましたが、
さすが!!
当日は、係の生徒さん達が、中心となって見事に発表会が進行していきました。
私のところまで、係の生徒さんが、意見を聞きに来たのは、休憩時間の確認。このただ一回だけでした。
子供ってすごいな~。
生徒さんのもともと持っているいろんな力を、実際感じることができて嬉しかったです。
高い要求もしましたが、見事に応えてくれました。ありがとう!!

このことに自信を持ってもらえたら、うれしいです。
本当にご苦労様でした。自慢の生徒さんたちです。
 

 演 奏 編
ソロは、全体的にチャレンジ曲を渡しました。
コンクールではあまり選曲しないような曲だったり、次のコンクールにこのくらいのレベルの曲弾けたらいいよね~と生徒と話しながら選曲しました。
予想より弾きこなしてくれてびっくりです。
連弾は、その子の表現力がポイントに。
ばっちりお母さんから感想が帰ってきました。

  • 先生の魔法のピアノで皆が上手に弾けていました。
  • 頑張っている娘の姿に釘づけでした。
  • 連弾では、先生のピアノの音がきれいで、気持ちよく弾けたと子供が言っていました。
    また、みなさんのキャラクターが違い、楽しめました。

 最 後 に
保護者のみなさんには、荷物搬入、準備、かたづけや開催中に細かい配慮をいただき、本当に感謝しています。

 感 想 編
生徒さんに感想を書いてもらいました。

ソロはうまくできたと思う。
連弾は先生がいたから安心できた。
会場がきれいだった。
6月~8月の間にある、ピティナで受かるようにがんばるようにします。
発表会でまちがえちゃって くやしかった。
1曲目は、最初のほうがうまくひけなかったけれど、あとから調子がでてきました。
2曲目は、左手がメインで うまくひきたったと思います。
ソロはあまり上手にひけなかったけど、連弾は、上手にひけました。
これからがんばります。
白っぽいピアノがきれいだった。司会はたのしかった。
先生との連だんが緊張したけど成功したからとっても楽しかったです。
ソロでは、まちがえずにひけたので楽しく、おもしろくできたのでよかったです。
これからいろいろな曲にチャレンジしていきたいです。
緊張したけど、弾いていたら、たのしくなったです。
先生との連弾ではすごく緊張したけど、たのしかったです。
すごく緊張しました。
少し、まちがえてしまいましたけど、そこの部分いがいは、上手に、ひけました。
はじめは、緊張したけど、あとから、らくに、なりました。楽しかったです。
まちがえた所は少し、くやしかったです。
おかあさんに、「じょうずだったね。」ってほめてもらいました。
先生との連弾は、ソロよりもかんたんだった。
ソロは、練習のときよりも、自分では、じょうずにできた。
係のマイクで言うのがむずかしかった。連弾はうまくいった
先生との連弾がまたやりたいとおもいました。ともだちとも連弾をやってみたいです。
むずかしいソロももっとがんばりたいです。
発表会でちょっとまちがえちゃったけど、きにしないで 次にいこうとしましたが、
やっぱりきにしちゃいそうでした。でも発表会はいい日でした。
ちょっとほかの音をひいてしまったけど楽しかったです。
連弾はまちがえそうになったけど、だいじょうぶでした。来年も行きたいです。
けっこう緊張したけどたのしかったし、発表会がおわったあと、
お父さんに「うまかった。」といわれ うれしかった。