陽子「コーチ、水がなかなかいっぱいになりません。 焦りますぅ。」
その頃私は、
大きな たらい に、ジャージャー音を立てて、水道の水を入れて、
あっという間にいっぱいにしてしまう人 を横目に嘆いていた。
私はと言えば、スポイトで
一滴づつ、ちまちま入れている現状。
焦る (>人<;)
コーチ「ねぇ、陽子さん。たらい、やめない?」
そう言って彼が出してきたのは、
キラキラ光るガラスのおちょこ。???
コーチ「これなら、すぐいっぱいなるでしょ?
いっぱいなったら二人で乾杯しようね。」
そう言って彼は、私が毎日、ちまちましずく を落とすのを
見守ってくれた。
ちまちま。
でも、おちょこだったから、いっぱいになるのはそんなに大変じゃなかった。
第一回目の乾杯。
おちょこだけど、たらいじゃないのに、
彼は、めいいっぱい喜んでくれた。
嬉しかった。
だって、心の中では、
・・・なんだよ。おちょこかよ。
って、自分で自分をバカにしていたから・・・
でも、何度も乾杯するようなって、
これも案外悪くないねって思い出した。
次はワイングラス。
おちょこよりは時間かかったけど、酒盛りが楽しくて、
ちゃんと粘れた。
そしてビールジョッキ。
今でも まだ、たらいは、きついかな?
こうやってコーチとじっくり 小成功体験 を積んできた感覚は、
今に生かされている。
生徒ちゃん、まずはおちょこからね。
あっ、青少年にこれはまずいか?
クライアントさん、まずはおちょこで乾杯しましょうよ。
酒盛り大好き
◆よろしくお願いします。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ