2012年ご報告
企 画 編
これまで、音楽教室時代の同僚の先生と合同で発表会を開催していました。
希望時期や会場を先生たちと話し合い、折り合いをつけてきましたが、それもだんだん難しくなってきました。
ホシナ音楽教室では、生徒さんがコンクールに出る機会が多く、そのため敢えて、
発表会はコンサートホールにこだわらなくてもいいこと。
むしろ、地元のお客さん、友達に足を運んでもらえる会場(今回の日の出イオンホール、ショピングモールの内のホールで、地元の人の人気お買い物スポット)とのいうのが生徒さん&保護者の方の希望でした。
コンサートホールがいいというほかの先生の意見、両方を尊重し、単独で開催してみよう!と、
合同発表会卒業となりました。
単独開催ということで、予算やお手伝いの手配、また長男の受験直後など、不安材料もいっぱいでしたが、
チャレンジしてみることに。
設 営 編
発表会を開催するには、演奏以外に考えておかなければならないことがあります。
設営とでもいいましょうか。人件、舞台道具などです。
舞台道具の搬入は、毎年自家用車に押し込めて(笑)持って行きましたが、
今年は、少し多くなりそうなので保護者の方にも頼みました。
当日は、搬入、舞台セッテイング、客席セッテイング、司会、舞台係、誘導、照明(ON,OFFのみ)など、
多くの人手がいります。
搬入は、保護者の方に手伝ってもらい、
舞台セッテイング、客席セッテイングは、二人の息子にバイト(笑)してもらい、
残りの当教室では、司会、舞台係、誘導、照明(ON,OFFのみ)は高学年の生徒にやってもらうことに。
こうして、みんなで作り上げる発表会が、ホシナ音楽教室の特徴です!!
演 奏 形 態
2012年の1月にあった連弾のコンクールから、大きく私の中で変化したものがありました。
初企画!今年は、生徒全員と連弾してみよう!
連弾を使っての生徒の表現力の引き出し方を、私は連弾のコンクールでつかみかけていました。
☆1月のカワイのコンクール☆
このコンクールで、六人を相手に私は共演者として初出場しました。
ポイントは、ペーシング、息を合わせるです!!
その結果、5人が賞をいただけ、私は手応えを感じました。
が、問題と感じたのは、私の集中力。
六人がぎりぎりでした。
果たして23人持つのか?
私自身への挑戦でもありました。
・・・でも、やってみたい!!
普段コンクールなどで成果をあげづらい生徒さんからも表現力を引き出せるか!
・・・(引き出せる!!との内なる声が・・・)
また、そうした生徒さんの姿を、保護者の方に見せたかったのです。
・・・(見せれる!!そんな自信が・・・)
そして本人も、自分の中に表現力を出す力がある!と気づいてもらいたかったのです。
自信はあったけど、本当にできるか、わからなかった・・・
リハーサル編 しかけ!!
長男の受験も終わり、慌ただしく準備。
1週間前に教室でリハーサルを行いました。
目的は、係の生徒さん達の練習。司会や足台、ペダルのセッティング。
もちろん、演奏でのリハーサルも。
お客さん役の生徒さんには、あるお願いをしました。
☆プラス審査コメント書く☆
その際に、嘘は書かなくていいから、いいなあと思った事だけ書くというのをお願いしました。
(これは、師匠の多喜先生のアイディア!)
演奏終わると、さ~と回収。直に本人に渡しました。
みんな、どんなことが書いているか、一生懸命読んでいました。
後で、様子をお母さん方に聞いたところ、
まず、お母さんのモチベーション上がったというご意見を頂きました。
そして、生徒さんが読んで明らかに気持ちが上がってきたとも。
どうやら、効果抜群だったらしいです!!
ホール 装 飾 編
イオンホールは、結婚式の会場のような作りです。
フラットで広い。
ピアノは白くて素敵ですが、ちょっと殺風景。
去年は、バルーンア―トの業者を入れました。
ところが、会場規約の発火物規制にひっかかっていることが判明。
今年は、NGに。でも、普通に膨らます風船ならGOOD。
鉢花を買って置くことにしました。これは後で、生徒さんへのお土産!
少し段差をつけて飾ったらどうかしら?100均でちょうどよい台を発見。
今年は、薄い水色をベースカラーに決め、
プログラムや台、不織布などをみんな水色で揃えました。
暇なときに、風船を使ったオブジェを作り始めました。
(結構、こういう手作り好きだったりする・・・)
前日までに、保護者の方にお願いし、手分けして持って行ってもらうこと。
準備の段階から、多くの方に協力していただき、そういう力を得て、発表会が開催されていくことに
ほのかな感動を味わっていました。
発表会が楽しみに なってきました。
当 日 準 備 編
朝、8時に搬入開始。
二人の息子にバイト替わりに手伝ってもらいました。
100個の椅子を倉庫に取りに行ったり、会場に並べたり・・・
ピアノを動かし、パーテーションを設置したり。
思いっきり力仕事です。
私より背が高くなった息子たちを眺め、
いや~~
この時程強く、男の子生んでよかった。と思ったことはありませんでした(笑)
係 編
リハーサルの頃から、いちいち、
「先生これどうするの?」
と少し考えればわかることも、来てくる子がいました。
気持ちはわかりますが、私でなくとも、演奏者本人に聞けばいいことも。
人に聞かないとわからないこと。
じゃあ、誰に聞いたら一番いいか?
また、自分で考えてもわかること。
この違いを分かってほしいと思い、
あえて、冷たく突き放しました。
自分で考えて、判断して!それでもわからなかったら、演奏者本人に聞いて!
先生は、当日はあなたたちのそばにいられないから。客席にいま~す!と。
さて、どうするかな?
と見ていましたが、
さすが!!
当日は、係の生徒さん達が、中心となって見事に発表会が進行していきました。
私のところまで、係の生徒さんが、意見を聞きに来たのは、休憩時間の確認。このただ一回だけでした。
子供ってすごいな~。
生徒さんのもともと持っているいろんな力を、実際感じることができて嬉しかったです。
高い要求もしましたが、見事に応えてくれました。ありがとう!!
このことに自信を持ってもらえたら、うれしいです。
本当にご苦労様でした。自慢の生徒さんたちです。
演 奏 編
ソロは、全体的にチャレンジ曲を渡しました。
コンクールではあまり選曲しないような曲だったり、次のコンクールにこのくらいのレベルの曲弾けたらいいよね~と生徒と話しながら選曲しました。
予想より弾きこなしてくれてびっくりです。
連弾は、その子の表現力がポイントに。
ばっちりお母さんから感想が帰ってきました。
- 先生の魔法のピアノで皆が上手に弾けていました。
- 頑張っている娘の姿に釘づけでした。
- 連弾では、先生のピアノの音がきれいで、気持ちよく弾けたと子供が言っていました。
また、みなさんのキャラクターが違い、楽しめました。
最 後 に
保護者のみなさんには、荷物搬入、準備、かたづけや開催中に細かい配慮をいただき、本当に感謝しています。
感 想 編
生徒さんに感想を書いてもらいました。
連弾は先生がいたから安心できた。
会場がきれいだった。
発表会でまちがえちゃって くやしかった。
2曲目は、左手がメインで うまくひきたったと思います。
これからがんばります。
ソロでは、まちがえずにひけたので楽しく、おもしろくできたのでよかったです。
これからいろいろな曲にチャレンジしていきたいです。
先生との連弾ではすごく緊張したけど、たのしかったです。
少し、まちがえてしまいましたけど、そこの部分いがいは、上手に、ひけました。
はじめは、緊張したけど、あとから、らくに、なりました。楽しかったです。
まちがえた所は少し、くやしかったです。
先生との連弾は、ソロよりもかんたんだった。
ソロは、練習のときよりも、自分では、じょうずにできた。
むずかしいソロももっとがんばりたいです。
発表会でちょっとまちがえちゃったけど、きにしないで 次にいこうとしましたが、
やっぱりきにしちゃいそうでした。でも発表会はいい日でした。
連弾はまちがえそうになったけど、だいじょうぶでした。来年も行きたいです。
お父さんに「うまかった。」といわれ うれしかった。