陽子コーチがいないうちに(超爆)、出版秘話をあれこれ大公開します。
4月30日に今度はコラボセミナーをさせていただく保科陽子先生。昨年の「ピアノの先生の伝え方トレーニング」の出版に関しては、私は要所要所でお膳立て? をさせていただきました。まず、ムジカノーヴァから思春期についての原稿依頼が保科先生に始めに来たんですよね。雑誌ライター経験のない先生にありがちなんですが、書きたいことがありすぎて、字数におさらまらないという事例が多いんです。だってどれも大事ですもね。ええ、私も駆け出しのころはそういう時期ありましたよ。でも欲張っても伝わらないんです。潔く、順番つけて、あとはとっておきましょうとお話ししました。え?? 何にとっておくんですか? 本を出すときのためにですよ。ええ~本!? 本!!?? 遠い夢だけど、そんなっ、私が!? というような感じだったんです。その頃は、保科先生も。信じられないでしょ~。明日に続く。ということで、ムジカノーヴァの思春期の記事が今回のセミナーの発端でもあるんですよね。
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秘話その2です。ムジカノーヴァのために一生懸命書いて大量に余った(爆)原稿、「本にできますよ」と私が言ったら、だんだん陽子先生も、できるかも、という気になってきたようです。そこで次の段取りをご提案。
本を出すにはまず企画書と目次を出版社の編集さんに提出する必要があります。企画書と目次を作りましょう。どうやって??? はい~そこで私が見本を持ってきてお見せしました。本の企画書の書き方なんてどこにも売ってない?と思いますので。そこは私の出番です。見本を見ながら保科コーチが書いた企画書に、私が若干思いついたことをコメントして何度かやりとり。
ここが関門でした。本を出すというレベルになると、書き方マニュアルの類はどこかにあるかもしれませんが、基本的には、自分でなんでもいいから参考になるものを持ってきて、参考になるところは真似しながら自分で考えながらアレンジしてあーだーこーだ作るしかありません。目次や企画書が全く自分で作れないとなると、ちょっと厳しいですが、保科コーチは、サクサクと作りました。う~ん、これなら先にいけそう。素晴らしい。
  陽子先生の企画書、いいんじゃないんですか~ということになり、まず出版社の人に「作ったんで見てください」と交渉しましょう、と次の行動をアドバイス。ここでどうしよう~となってしまわず、さくっと交渉して保科コーチ、送りました。私の把握していないところで、保科コーチのマイコーチである谷口コーチがベストセラーを出した経験をお持ちなので、もちろんそちらからのアドバイスもあったかもしれません。
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秘話その3です。
本の企画書というのは出版社に沢山送って全滅というのもよくある話。そこから進めず著書を出さないままのライターもたくさんいます。という話をしたうえで、順番に送っていきましょうということに。このへん詳細はあまり書けませんが、私は「次、こうしましょう」という方向性だけお伝えし、保科コーチはご自分で次々に手を打っていきました。企画書を出してその結果が返ってくるまでが、けっこう1ヶ月とか2ヶ月とか3ヶ月とか、長いんです。
そのあいだどうするか。本の原稿を進めましょう。企画通ったら、すぐに原稿出してっていわれます。またこうお伝えしたら、保科コーチ、すごい勢いで書いていらっしゃいましたね。晴れて企画が通ったときには、雑誌執筆のときにできた原稿に加えて、さらに大量の下書きができている状態でした。続きは明日。このページは保科先生のブログから。動画も保科先生作です!
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秘話その4. 「企画通りました~!!」と陽子先生からメールが。私がご紹介した編集担当イケメンKさんは、いまどき珍しいぐらい面倒見のよい方で、このあとは私はほとんどノータッチで、できていた下書きをもとに、Kさんと陽子先生で相談しながら、半年ぐらいであっという間に本ができてしまいました。本ってそんなにすぐ書けないもんなんですよ。陽子先生の場合は、これまでの蓄積でネタがもうたまっていたので、それを「まとめる」だけだったので、こんなに速かったんですね。
よい編集者に出会って企画が通ることが一番の難関。編集者はいいと思っても、企画の会議で落とされることが多々ありますので。編集者がついて企画が通ってしまえばあとは著者次第。ここまでたどり着ける人が実際問題、一握りで、大変厳しいのです。ですから私のほうも、著者本人に力量があれば、こうしたらどうですか~とご提案のしがいもあるというものなんです。
本を書くにあたっては、文章を書く能力もとても大事ですが、文章は、編集者がいくらでもお直ししてくれます。しかし直すための下書きを書くことや、ネタ集めはやはり著者の仕事です。ときどきそこまで指令を出す敏腕編集者もいるようですが、音楽書の場合はそこまではいかないことがほとんど。プロライターになりたいのならわかりやすい文章を短時間で書く訓練が必要ですが、著者の場合は違います。ライターと著者って違うんですよ。私はライターで著者ですけど、ピアノの先生で本を出している方はライターじゃない著者だし、著書のないライターっていうのはいっぱいいますから。著者になるのならば、まず、よいネタであり視点を持っていることが何より大事です。
陽子)美芽先生、ありがとうございました。そうそう、こうやってピアノの先生の伝え方トレーニングは出来たのですよぉ。泣
そのみめ先生との楽しいコラボセミナーのお知らせ
ムジカノーヴァ4月号掲載
【生徒募集に成功したチラシ10のツボ】
タイアップセミナーで さらにくわしく解説します。
プロコーチ、保科陽子指導のもと、ワークショップやコーチングしあうことで、
実際のチラシ文章を作っていきます。
 【ツボ5 講師写真とプロフィール】
プロの音楽ライターとして、
数々の音楽家のプロフィール作成を手がけ、
ムジカノーヴァにも連載中の山本美芽先生に
プロフィールの書き方を伝授していただきます。
ゲストでお呼びしています。
ムジカノーヴァタイアップセミナーチラシです。
こちらより
image01.seesaawiki.jp/y/o/youko/61d435ebc7219306.pdf
?【日時】2014年4月30日水曜日 午前10時~12時半
ランチ会。予算1500円計画中。
お時間許す方、ぜひどうぞ。
事前に参加の有無、お知らせください。 
【場所】日暮里サニーホール コンサートサロン JR日暮里駅徒歩3分
【会費】予約制 5000円  口座振り込み 振り込み後の返金は致しかねます。
?    保科由美(ホシナユミ) りそな銀行  河辺支店(カベ)普通 3688795
申し込みメールフォームです。
???早期割引きあり。???
こちらより
ssl.form-mailer.jp/fms/1ce9ee9c291846
◆保科陽子 国立音楽大学音楽教育学科卒業。
ピティナ指導者検定全級合格。指導者賞受賞。
2005年よりコーチングのプログラムを受講。
(財)生涯学習開発財団プロフェッショナルコーチ資格を取得。
これまでにピアノ指導者を中心に100人以上にセッションを実践。
総セッション時間は1300時間以上を超える。
現在、全国のピアノ指導者へ年間20回以上のセミナーを行う。
出版多数。メルマガ「夢の音楽教育コーチングレッスン」発行中。
教室運営セミナー実績/東音楽器足立センター(2007)、ヤマハ所沢店(2008)、
千葉どれみスタジオ(2010)、立川コーチングカフェ(2010)、山口ピアノ講師の会(2010)、
静岡すみやグッティ(2010)、名古屋コーチングレッスン(2010)、
ハタ楽器菊名センター(2011)、ヤマハ横浜店(2009、2010、2011、2012、2014)
◆山本美芽 東京学芸大学大学院教育学研究科卒業。
音楽ライターとして17年間にわたり、
国内・海外のトップアーティスト100人以上に取材、専門誌に寄稿。
執筆と並行してピアノ講師として指導歴15年。
2013年よりピアノ指導者へセミナーを行う。
現在ピアノ音楽誌「ムジカノーヴァ」において、指導者のための「ライティングセミナー」を連載中。
メールマガジン「音楽センスを伸ばしたい!」発行中。
教室運営セミナー実績/リーラムジカスペシャルセミナー(2011)、エルおおさか(2013)ヤマハ横浜店(2013、2014)
神奈川ホームセミナー(2013、2014)東京カフェセミナー(2014)
著書/「りんごは赤じゃない」(新潮社)「子どものセンスは夕焼けが作る」(新潮社)
「21世紀へのチェルニー」(ショパン)「自分の音、聴いてる?」(春秋社)
◆よろしくお願いします。
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